現在世界中の開発者から絶大な人気を集める分散型のバージョン管理ツール「Git」。
もともとLinuxカーネル開発のために生み出された経緯を持ち、多機能な反面、多数のコマンドやオプションが存在する複雑なツールとなっています。
本日紹介する「Git aliases for lazy developers」では、そのような複雑なGitを少しでも簡単に使うためのエイリアスがまとめて掲載sあれています。
フロントエンド開発者Ire Aderinokun氏が提案するもので、自分自身が毎回長いコマンドを繰り返し入力するのを避けるために、長年に渡ってコマンドラインでGitをすばやく操作するための短いエイリアスを作成してきたと説明しています。
目次
怠惰な開発者のためのGitエイリアス
以下に紹介するエイリアスはホームディレクトリに存在する.bash_profileや.bashrc(bashの場合)、.zshrc(zshの場合)などに追加して使用します。
コミット
まずコミット時にaddとcommitを同時に実行できる以下のエイリアスが提案されています。
alias gac="git add . && git commit -m" # + commit message
以下のように使用します。
gac "My commit message"
初期化
リポジトリを初期化する場合はinitと先ほどのgacを組みあせた以下のエイリアスを使用します。
alias gi="git init && gac 'Initial commit'"
PushとPull
pushとpullの基本的なエイリアスです。
alias gp="git push" # + remote & branch names alias gl="git pull" # + remote & branch names
ブランチを指定したい場合は以下を使用します。
# Pushing/pulling to origin remote alias gpo="git push origin" # + branch name alias glo="git pull origin" # + branch name # Pushing/pulling to origin remote, master branch alias gpom="git push origin master" alias glom="git pull origin master"
ブランチ
ブランチ操作に関するエイリアスも存在します。
alias gb="git branch" # + branch name alias gc="git checkout" # + branch name alias gcb="git checkout -b" # + branch name
まとめ
ここで紹介されているGitのエイリアスはどれもかなりシンプルでアレンジしやすいものとなっています。全てを使用することはなくても一部だけ取り入れたり、分かりやすい名前に変更して使用したりと自分なりの使い方を模索してみると、Git操作の効率アップに役立ちそうです。