エディタやIDE等で、シンタックスハイライトされたソースコードに見慣れていると、moreやlessでソースコードを表示したときに、ソースコードに色がついていなくて寂しい思いをすることがあると思います。
「GNU Source-highlight」はそんな時に使いたいツールです。名前の通りGNU製のツールで、膨大な数のプログラミング言語をシンタックスハイライトすることができます。
目次
インストール
Macの場合、MacPorts / Homebrewを使ってインストールするのが簡単です。
$ sudo port install source-highlight # MacPortsの場合
$ brew install source-highlight # Homebrewの場合
依存関係でいろいろなものがまとめてインストールされてしまうので注意が必要かもしれません。
使用方法
ターミナルから使う場合、lessと組合せて使用する方法が一般的。以下の設定を.bashrc / .zshrcに追加します。MacPortsとHomebrewではsrc-hilite-lesspipe.shのパスが違っているので注意してください。
MacPortsの場合。
export LESS='-R'
export LESSOPEN='| /opt/local/bin/src-hilite-lesspipe.sh %s'
Homebrewの場合。
export LESS='-R'
export LESSOPEN='| /usr/local/bin/src-hilite-lesspipe.sh %s'
以上の設定を行ったあと「source ~/.bashrc(.zshrc)」して、「less ファイル名」するとソースコードがシンタックスハイライトされます。
ダーク系テーマでも綺麗に表示されました。
まとめ
エディタで開くほどではないけど、ちょっとソースコードを表示したい。といったときに、この設定を行っておくと格段に作業がはかどりそうです。普段ターミナルを使っている開発者の方におすすめの設定です。