GNUが開発しているP2Pネットワーク用のフレームワーク「GNUnet」の最新版 、「GNUnet 0.10.0」 がリリースされました(リリースノート、Wikipedia)。
バージョン0.10.0では、システムで使われている暗号プリミティブの大幅な見直しが行われています。2001年以来使われていた RSA 2048をとりやめ、Curve25519が採用されました。暗号プリミティブの変更は下位互換性を破壊するため、このリリースはアーリーアダプター向けのものと位置づけられています。
GNUnetフレームワークは、セキュアなP2Pネットワークを構築するためのフレームワークで、プライバシーに対する攻撃や侵害からユーザーを保護することをプライマリーデザインとして開発されています。世界中がNSA盗聴問題で揺れる中、GNU製フレームワークの注目度は今後高まっていく可能性がありそうです。