「Godot」はMITライセンスが採用されたクロスプラットフォームかつオープンソースの2D/3Dゲームエンジンです。
通常はゲームを作成するための使われるものですが、このGodotエンジンを使って構築されたフェイクオペレーティングシステム、「GodotOS」がGitHubにて公開されています。
GodotOSはGodotだけで作られたオペレーティングシステム風のインターフェイスで、フォルダのブラウズやテキストファイルの編集、画像の表示、ゲームのプレイなど、OSのいくつかの機能を実現しています。
実際にOSの機能を実装するためのプロジェクトではなく、GodtoのUIデザインの可能性を調査し、ミニマルで美しいデスクトップを再現することを目的としているとのことです。
また、小さなゲームや体験をバンドルすることができるハブとしての機能も意図しているそうです。
以下動作を確認してみました。
GodotOSを使ってみた
GodotOSを実行してみるためには、GitHubのリリースページから最新版をダウンロードします。Linux/Windows/Web版がダウンロード可能となっていて、今回はWindows版を実行してみました。
GodotOS_V1.0_Windows.zipの中に含まれるGodotOS.exeを実行します。ウィンドウが起動し、内部にデスクトップが表示されます。
▲左下にあるアイコンをクリックするとメニューが表示され、そこから「Pong」「Super Bit Boy」などのシンプルなゲームを起動することができます。壁紙や各種設定の変更機能、フォルダ機能も搭載されています。
▲「Pong」は実際に遊ぶことができます。設定メニューではスケーリングモードや、ウィンドモード、最大FPS、背景色などを変更することができます。
まとめ
GodotOSはGodotエンジンで作られたOSのインターフェイスです。本物のOSではありませんが、Hacker Newsには「これはデスクトップ・アプリケーション用のクロスプラットフォーム・フレームワークとしてGodotを使うための素晴らしい概念実証だ」など、プロジェクトを称賛するコメントも寄せられています。