Googleの運営するクラウドストレージサービス「Googleドライブ」にアクセスできなくなったというユーザーの報告がここ数ヶ月の間に相次いで行われている事がわかりました(Neowin)。
ファイルの作成操作を行うと「アップロードに失敗しました」というメッセージが表示されるそうで、Redditのユーザー/u/ra13氏は、2023年2月14日頃に、Googleが保存できるファイルの総数に制限をかけるようになったことを発見したとコメントしています(総容量制限を下回っている場合でも発生）。
最初は単なるバグで、いずれ修正されると見込まれていたようですが、ファイル数の制限が500万ファイルであるとの報告が散見されるようになり、実際に以下のようなプロンプトが表示されたと、スクリーンショットも掲載されています。使用を継続するために200万ものファイルの削除が必要になったユーザーも存在した模様です。
GoogleドライブのFAQではファイル数の上限については直接言及されておらず、サイズに関するものしかありません。また、Gooleドライブの共有アイテムの上限は40万ファイルに制限されていますが、この制限は、現在ユーザーが直面している問題と直接の関係はありません。
問題を報じたArstechnicaに対してGoogleは回答し、500万ファイルの上限は「システムの安定性と安全性に影響を与える可能性のある方法での悪用を防止するための安全策」であると説明しています。ファイル数の上限は、個々のドライブではなく、ユーザーがアクセスできるすべてのドライブに適用されるとのこと。
