QualcommのCEO、Cristiano Amon氏は、Googleが今年後半にARM版Windowsに対応したGoogle Driveクライアントをリリースする予定であることを明らかにしました(The Verge)。
加えて、NordVPNとExpressVPNは本日から、QualcommのSnapdragonプロセッサを搭載したノートパソコン「Copilot+ PC」で利用できるようになったとのことです。
Qualcommの最新プロセッサを搭載した「Copilot+ PC」は6月に発表され、エネルギー効率と堅実なパフォーマンスで好評を博しています。しかし、従来のWindows PCとアプリの格差はまだ残っており、MicrosoftとQualcommは、さまざまなアプリがARM搭載Windowsコンピュータでネイティブに動作するように懸命に取り組んでいます。
この努力の結果、Chrome、DaVinci Resolve、Adobe Illustratorなど、人気のアプリケーションが、すでにARM版Windowsに対応しており、Google Driveの対応も、この流れにそったものといえそうです。
なお、アプリがARM版Windowsにネイティブに対応していない場合、MicrosoftのPrismエミュレーターを使うことができますが、パフォーマンスや効率の面ではやはり、ネイティブアプリが有利です。
現在のところ、Snapdragonを搭載したコンピュータはノートやタブレットに限定されているものの、Qualcommとパートナーは、デスクトップコンピュータやサーバーなど、他のフォームファクタにもSnapdragonチップを搭載するよう取り組んでいます。