TechCrunchによると、GoogleがFlutter、Dart、Pythonなどの開発チームのレイオフを実行したことがわかりました(Ars Technica)。Googleはレイオフの事実を確認したものの、具体的なチームや役割、解雇された人数は明らかにしていません。
FlutterはGoogleによって開発されたオープンソースのフレームワークで、「write-once、run-anywhere」を掲げ、Android、iOS、Windows、Linux、Mac OSで動作するアプリケーションを開発することができます。
Flutterアプリは、Dartプログラミング言語によって作成されますが、Dart言語の開発チームもレイオフの対象となっているようです。Flutter開発チームのレイオフは、Flutterを採用しているプロジェクトにも影響を与えることが考えられますが、Flutterのプロダクト・マネージャーは、レイオフは「多くのチーム」に影響を与えたが、「FlutterとDartは他のチームよりも影響を受けていない」と述べています。
Hey folks! Kevin, product manager on Flutter and Dart here.
The layoffs were decided AT LEAST a couple of layers above our team and affected a LOT of teams. (I think I can say that). Lots of good folks got bad news and lots of great projects lost people.
— kevmoo (@kevmoo) April 27, 2024
レイオフの対象となったPythonチームは、プログラミング言語Pythonの内部ツールチェーングループで、Pythonの運営協議会のメンバーも含まれていた模様。残されたPythonチームメンバーの一人でである、Thomas Wouters氏は、Mastodonに以下のような投稿を行っています。
It's a tough day when everyone you work with directly, including your manager, is laid off—excuse me, 'had their roles reduced,' and you're asked to onboard their replacements, people told to take those very same roles just in a different country who are not any happier about it.
直属の同僚やマネージャーを含む皆が解雇される日はつらいものです - すみません、彼らの役割が削減されたというべきかもしれませんが―- 彼らの代わりに新しいメンバーを雇うよう依頼されます。彼らはまったく同じ役割を別の国で行うよう指示されており、そのことについて喜んでいるわけではありません。
Googleは2023年にレイオフを実施し、2024年も追加の人員削減を続ける予定です。決算発表では、同社の前年比従業員数は10,000人減の180,895人でした。