現在世界中の開発者に愛用されているバージョン管理ツール「Git」。
Gitは本来コマンドラインツールですが、使いこなすためには複雑なコマンドを覚える必要があり、より使いやすいGUIクライアントも多数存在します。
本日紹介する「Guitar」もそのようなGUIのGitクライアントの一つです。
日本の開発者soramimi氏によって作成されているオープンソースソフトで、マルチプラットフォーム対応のライブラリQtが採用されています。このため、macOS / Windows / Linuxなど多数のプラットフォームで動作します。
私用・商用を問わず無料で使用可能で、起動も速く、macOS Mojaveのダークモードなど書くプラットフォームのダークテーマに対応しています。
以下使用方法を説明します。
Guitarの使用方法
公式サイトからGuitarの実行ファイルをダウンロードします。記事執筆時v1.0.0のWindows / macOS / Ubuntu / Raspbian用実行ファイルがダウンロード可能です。
初回実行時は「git」「file」コマンドの場所を指定する画面が表示されます。
▲macOSやLinuxの場合通常「/usr/bin/git」「/usr/bin/file」となります。Windowsの場合「Git for Windows」に含まれるgit.exeとGuitarのwin32tools.zipに含まれるfile.exeを指定します(詳細な説明は公式サイトに掲載されています)。
▲ユーザー情報を入力します。
▲デフォルトのワークフォルダを指定すると準備完了です。
▲「File > Create a repository」で新規リポジトリを作成できます。
▲「Open existing working copy」で既存のリポジトリを読み込めます。
画面構成は左側にリポジトリ一覧が、右側にそのリポジトリのログ情報などが表示されるオーソドックスな形式です。コミットグラフやDiffビューなども確認可能です。
画面上部のツールバーやメニューを利用し「Clone」「Fetch」「Pull」「Push」など各種Gitの操作を実行することができます。
まとめ
Guitarはマルチプラットフォーム採用のGit GUIクライアントです。macOSやWindows、Linuxなどさまざまなプラットフォームで軽快に動作するGUIクライアントを探している方におすすめです。