Microsoftは2017年2月、巨大なリポジトリでも快適に動作するGit用の仮想ファイルシステム「GVFS(Git Virtual File System)」を発表しました。Windowsの膨大な数のソースコードを効率よく管理するために開発されたソフトウェアですが、この「GVFS」という名前に問題があり、今後「VFS for Git」に変更されることが分かりました(Phoronix)。
「GVFS」という名前は、GNOMEが以前から開発していたGIO/GLibのための仮想ファイルシステム「GVfs」と同じで、混乱を避けるために名称の変更が行われるとのことです。Microsoftは当初名称の変更を拒んでいたようですが、さらなる要求を受け、結局は名称の変更を受け入れた模様です。
名前の変更は一度に行われるわけではなく、ドキュメントの変更から始まり、コマンドラインインターフェイスや、実行ファイルサービスの名前にまで至ります。今後しばらく二つの名前が共存する状態となり、混乱する事になるのかもしれません。