Homebrew開発チームのMikeMcQuaid氏は2月2日(現地時間)、Mac用のソフトウェアパッケージマネージャ「Homebrew」の最新版v2.0.0をリリースしたことを発表しました(公式ブログ)。
v2.0.0ではLinuxとWindows 10が正式にサポートされたほか、brew cleanupの自動実行機能の追加や、Homebrew/homebrew-coreからのオプションの削除、OS X Mountain Lion以前のバージョンがサポート対象外になるなどの変更が行われています。
1.9.0からの主な変更点は以下の通りです。
- LinuxとWindows 10(WSL)を公式にサポートした。Homebrew on LinuxはLinuxbrewと呼ばれroot権限を必要とせずに各種ソフトウェアをインストールすることができる。
- brew cleanupが30日ごとに定期的に実行されるようになった。実行するかどうかは環境変数HOMEBREW_NO_INSTALL_CLEANUPによって変更可能。
- OS X Mountain Lion(10.8)以前がサポート外に。10.4から10.6はTigerbrewが使用できる。
- 1.0.0以前のバージョンからの移行サポートの廃止。
- Homebrew/homebrew-coreからオプションを含むFormulaeの削除。オプションはサードパーティtapでは使用し続けることができる。
多くのHomebrewメンテナはFOSDEM 2019に参加し、その後の会議でHomebrewの将来について話し合うためのミーティングに参加する予定とのこと。プロジェクトはまたPatreonやその他方法による寄付を呼びかけています。