Homebrew開発チームのMikeMcQuaid氏は2月5日(現地時間)、Mac用のソフトウェアパッケージマネージャ「Homebrew」の最新版v3.0.0をリリースしたことを発表しました(公式ブログ)。
v3.0.0で最も注目の新機能は、Appleシリコンの公式サポートです。現在のところIntel版パッケージのすべてが、Appleシリコンに対応しているわけではないそうですが、Rosetta 2を使用しIntel x86_64版を使用することも可能となっています。
主な新機能は以下の通りです。
- Appleシリコンを/opt/homebrewで公式サポート。
- brew bottle とbottle doブロックは新しい構文フォーマットを使用。
- 新しい環境変数HOMEBREW_BOOTSNAP。Bootsnap gemを使用して繰り返しのbrew呼び出しを高速化することができる。Appleシリコンは未対応。
- 様々なメソッドが非推奨、無効化、削除された。
- Bash、fish、zshの補完がCLI::Parser DSLから自動的に生成される。
- brew updateで上流のブランチ名の変更をより適切に処理できるように(masterからmainへの変更など)。
- brew completions。サードパーティのタップが提供する補完をオプトインするための新しいコマンド。
Appleシリコン対応にあたり、MacStadiumとAppleがAppleシリコン対応ハードウェアを提供して、協力してくれたとのことです。
変更点の詳細はこちらで確認可能です。