Nvidiaは先日、ChromeやEdgeで低解像度の動画をアップスケールする事ができる「RTX Video Super Resolution(VSR)」を搭載した最新のドライバーを公開しました。
RTX VSRはGeForce RTX 40または30シリーズGPUを搭載したシステムで利用可能で、AIを利用し低解像度のコンテンツをディスプレイの解像度に合わせて最大4Kまでアップスケールすることができるという機能です。
Google ChromeとMicrosoft Edgeに対応し、NetflixやYouTubeなどストリーミングされるほぼすべてのコンテンツで機能するとのこと。
以下のソフトウェアを使用する必要があります。
- GeForce Game Readyドライバー 531.18以降
- Google Chrome 110.0.5481.105以降
- Microsoft Edge 110.0.1587.56以降
具体的な設定方法は以下の通りです。
目次
RTX Video Super Resolutionを有効にする
RTX Video Super Resolutionを有効にするにはNVIDIAコントロールパネルを表示します。システムトレイのアイコンをクリックして起動します。
▲左メニューで「ビデオ > ビデオイメージ設定の調整」を選びます。右下の「RTX ビデオ強調」の中にある「スーパー解像度」にチェックを入れます。「クオリティ」の数値は大きくするほど効果が強くなります。数値を大きくするとGPUの負荷があがりますので、使いながら調整する事をおすすめします。
これだけでアップスケール機能が有効になっているはずです。ChromeやEdgeを使い、例えばYouTubeを視聴すると効果が確認できると思います。
まとめ
RTX Video Super Resolutionは低品質な動画をAIの力で高解像化することができる興味深い技術です。動画のソースによってはあまり違いがわからない事もありますが、該当するグラボを所有している方は一度試してみる事をおすすめします。