Microsoftは現在、ARMプロセッサを搭載したデバイスで動作するARM版Windows 10の開発を進めています。QualcommもMicrosoftと共同してARMベースのSnapdragonプロセッサを搭載した「Always Connected Windows 10 PC」の販売を展開していくとの発表を行うなか、HP初となる999.99ドルのWindows 10 ARM PC、「The HP Envy x2」が3月9から米国で出荷予定であることが判明しました(The Verge)。
The HP Envy x2は12.3インチタッチスクリーンを採用した2-in-1タイプのタブレットで、デイスプレイの解像度は1920x1280ピクセル。Qualcomm Snapdragon 835プロセッサ、4GBのRAM、128GBのフラッシュストレージを搭載し、Bluetooth 5.0や802.11ac Wi-Fiにも対応。LTE接続を可能とするnano SIMカードリーラーや、USB 3.1 Type-Cポート、microSDスロット、ヘッドフォンジャック、ステレオスピーカーなども利用可能です。
背面には13MPのカメラ、フロントに5MPカメラを搭載し、取り外し可能なキーボードが付属。サイズは29.28cmx21.03cmx0.68cmで、重量は698gとなっています。
最大の特徴であるバッテリー持続時間は、フルHD動画再生時に最大19時間となっています。
ARM版Windows 10の制限も明らかになるなか、Windows 10 ARM PCが今後発展していくことになるのか注目を集めそうです。