GitHubを便利に使うための公式コマンドラインツール「hub」。単体コマンドとして使うことができるだけでなく、gitにエイリアスを追加して利用することも可能で、愛用している方も多いかもしれません。
この「hub」の最新版「2.2.0-rc1」がリリースされています(Hacker News)。ただ単にメジャーバージョン番号が上がっただけではなく、Goで書き直され高速化&ポータブル化を達成しました。
バージョン1.xはRubyスクリプトだったので、実行するためにRubyインタプリタが必要でしたが、バージョン2.xから単にバイナリをダウンロードしてパスにコピーするだけで使うことができます。
簡単な使用方法
Macの場合brewコマンドを使ってインストールすることもできますが、コンパイル済みバイナリをダウンロードし「hub」をパスが通ったフォルダ(例えば/usr/local/bin)にコピーするだけでもOKです。
次に.bash_profileや.zshrcなどに以下の行を追加します。
eval "$(hub alias -s)"
これでGitHub関連のgitコマンドを簡単化して使うことができます。例えば「git clone」がユーザー名とリポジトリ名を指定するだけで可能になります。
$ git clone schacon/ticgit > git clone git://github.com/schacon/ticgit.git # これと同じ意味。
その他、GitHubのWebページをブラウズすることができる「git browse」コマンドが使用できるようになります。
$ git browse > open https://github.com/YOUR_USER/CURRENT_REP #これと同じ意味
他にもたくさんの機能が利用できます。詳細は公式サイトを参照してください。
まとめ
昨年からバイナリの配布が容易なGoを使ってコマンドラインツールを作成することが流行っています。通常のスクリプト言語よりも高速に動作する点も魅力の一つかもしれません。今回のhubのGo化もその流れとして捉えることができそうです。2015年はGo言語にさらに注目が集まりそうです。