iPhoneやiPad、Macなど最近のApple製品向けのアプリケーションを作成する場合、通常の解像度だけではなく、@2xや@3xなど高解像度対応のアイコン画像を作成する必要があります。
一つのサイズだけではなく、さまざまなサイズの画像を作成する必要があるため、アイコン画像作成の手間は2倍、3倍に増えているといって良いでしょう。
本日紹介する「IconGenerator」はこの手間を削減するためのアプリです。
元となる大きな画像をドロップし、対象のプラットフォームを選ぶだけで、アプリに組み込めるアイコン画像をまとめて書き出すことができます。
以下使用法を説明します。
IconGeneratorの使用方法
IconGeneratorのzipファイルをGitHubのリリースページからダウンロードします。中に含まれる「IconGenerator.app」をアプリケーションフォルダにコピーしてから実行します。
元になる大きなサイズの画像ファイル(1024x1024以上が推奨)を左側のペインにドロップし、iOSやmacOSなど対象アプリのプラットフォームを選択した後「Generate」ボタンを押すと画像が生成されます。
画像はダウンロードフォルダの下のAppIcon.appiconsetフォルダの中に書き出されます。
Human Interface Guidelines iOSに従った画像のほか、Assets Catalogの構造を示すContents.jsonも同時に出力されています。
またiconutilを使用してicnsファイルを作成することも可能です。その場合AppIcon.appiconsetをAppIcon.iconsetにリネームして、Contents.jsonを削除し、以下のコマンドを実行します。
iconutil -c icns "AppIcon.iconset"
まとめ
IconGeneratorはMITライセンスが適用されるオープンソースソフトウェアです。内部構造に興味のある方はソースコードも参考になりそうです。
タイトル | IconGenerator | |
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公式サイト | https://github.com/onmyway133/IconGenerator | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/7587-icon-generator | |
説明 | iOS/macOS用アプリのアイコンをまとめて生成することができるユーティリティ。 |