IEEE Spectrumは9月6日(現地時間)、独自の指標によって決定した人気プログラミング言語のランキング「The Top Programming Languages 2019」を発表しました(公式ブログ)。
IEEEのインタラクティブランキングは大幅な見直しが行われ、基礎となる指標の一部が変更となり、新しい直感的なインターフェイスが導入されたとのことです。ただし基本的な方法論はこれまでと変わらず、複数のソースから取得したデータを組み合わせ、プログラミング言語の人気をランク付けしています。
今年のランキング1位は昨年とかわらずPythonとなっています。Pythonの人気は膨大な数の専用ライブラリによって支えられているもので、特に深層学習開発の分野でKerasライブラリの人気が高いとのことです。さらにマイクロコントローラの計算能力が飛躍的に高まり、CircuitPythonやMicroPythonなどのPythonの組み込みバージョンも人気を集めている模様です。
次のグループはJava、C、C++で、Pythonと引き続き上位を争っています。数値演算用のRも適用分野が狭いのにもかかわらずビッグデータを処理するため人気が維持されている模様。同じく数値処理用のMatlabも8位にランクしています。
その他60年の長い歴史を持つFortranはいまだに38位にランキングしており、日本生まれのプログラミング言語Rubyのランクは19位となっています。