IEEE Spectrumは8月29日(現地時間)、「The Top Programming Languages 2023」を発表しました(Hacker News)。
2023年のランキングでは、2022年も人気1位だった「Python」がトップを維持しているだけでなく、2位以下とのリードを広げています。Pythonの人気の理由としては、AIなどさまざまな分野で利用できる豊富なライブラリが存在することや、チップの処理能力が向上し、組み込み開発でもPythonが有力な候補になっていることなどがあげられています。
「仕事」ランキングで1位を獲得したのは「SQL」です。ただし、純粋なSQLプログラマーとして就職できる可能性は非常に低く、雇用側はJavaやC++といった他の言語と並行してSQLのスキルを要求していると分析されています。現在はさまざまなデータがデータベースに保存されており、それを取得するにはどのようなプログラミング言語を使ったとしてもSQLのスキルが必須になるからです。
暗号系よりもCobolのスキルを求めるフィンティック開発者の求人が多く、ビッグデータの台頭とともに注目されたR言語も人気を維持しています。性能やリソースがシビアなタスクでは、JavaやC系言語の人気も高く、全てがPythonに統一されているわけではありあmせん。
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