おなじみの修理業者iFixitがAppleの最新スマートフォン「iPhone X」の分解レポートを公開(MacRumors、9to5Mac)。TrueDepthカメラシステムや、2層式のロジックボード、L型の2セルバッテリー、Qiベースの電磁誘導コイルなど、iPhone Xの斬新な内部構造が確認可能となっています。
iFixitが分解したiPhone Xはシルバーの64GBモデルです。東芝製の64GBフラッシュストレージのほか、ロジックボードにはAppleのA11 Bionicプロセッサや、SK Hynix製の3GBのRAM、Qualcomm製のLTEモデムなどが搭載されていることが明らかとなっています。
「前例のない」2層式のロジックボードのほか、L字型に配置された2セルタイプのバッテリーも特徴です。バッテリーの容量は10.35 Wh(2716 mAh)で、iPhone 8 Plusの10.28 Whよりもわずかに大きくなっています。
修理しやすさを示す「Repairability Score」は6(10が最も修理しやすい)で、ディスプレイやバッテリーが修理可能となっていることや、ディスプレイが割れた場合、Face IDハードウェアを取り外すことなく交換できることが高く評価されています。逆に交換が困難なケーブルや、背面ガラスが損傷してしまった場合、筐体ごと交換が必要となることが低く評価されています。