Apple製品の分解でおなじみのiFixitが、Touch Bar搭載型の13インチMacBook Proの分解レポートを公開しました(iFixit、MacRumors、iDownloadBlog)。
Touch Bar無しの13インチMacBook Proの分解レポートはすでに公開されていますが、二つのモデルは単にTouch Barのあるなしだけに留まらず、マザーボードや冷却システム、内部レイアウトなどあらゆる部分が異なっていることが判明しています。
Touch Bar搭載型MacBook Proは、2つのファンを使用した冷却システムを搭載し、Touch Barに必要なApple T1や、2番目のThunderbolt 3コントローラーといった追加のチップの冷却を行っています。このため他の部品のためのスペースが少なくなり、SSDがマザーボードに半田付けされたり、バッテリー容量が 49.2 Whに減少する(Touch Bar無しモデルは54.5 Wh)といった影響がでているようです
またスピーカーのレイアウトもかわっており、スピーカーがスピーカーグリル(赤い囲み)の下に位置していないため、実際はサイドの通気口(オレンジの囲み)がその役目を果たしているようです。
最後にiFixは修理の難易度は1/10と、ユーザーによる修理が不可能な製品であると結論づけています。SSDやメモリ、CPUなど多くの部品が半田付けされているのに加え、Touch IDとT1は工場でペアリングされているため、電源ボタンだけ交換することができず、修理する場合はAppleに新しいロジックボードに交換してもらうしかないこと等が理由とされています。