Apple製品を美しく分解することでおなじみの業者iFixitが、発売されたばかりのiPhone 7 Plusの分解レポートを公開しました(iFixit、MacRumors)。iPhone 7 Plusに収納されたバッテリー、ディスプレイ、カメラ、ロジックボード、新しいホームボタンといった各部品の詳細を詳細な画像で確認することができます。
iFixitによるとiPhone 7 PlusはiPhone 6s Plusよりもかなり強く接着剤で固定されているそうで、分解するにはデバイスの周辺に存在する大量の接着剤を取り除く必要があったとのこと。これはiPhone 7の耐水性や防塵性を獲得するためのものだと予想されています。
また従来3.5mmヘッドフォンジャックが存在したスペースにはTaptic Enginとプラスチック製のバンパーによって占められていて、小さなプラスチックのパーツは防水性のために追加されたものだろうと推測されています。
気になるバッテリー容量は2,900 mAh。これはiPhone 6s Plusの2,750 mAhと比較すると5%増大した容量です。
最後にiPhone 7 Plusの最大の特徴であるデュアルレンズカメラには、二つの分離したセンサー、二つのレンズが使われていて、光学手ぶれ補正は広角レンズ側にだけ存在するとのこと。その他ロジックボードにはA10 Fusionチップのほか、Samsung製の3GB of LPDDR4 RAM、QualcommのSnapdragon X12 LTEモデルなどが採用されている事が確認されています。