分解のエキスパートiFixitが、発売開始となったiPhone XSとiPhone XS Maxの分解レポート「iPhone XS and XS Max Teardown」を公開しました(MacRumors)。
iFixitはまず、iPhone XSとiPhone XS Maxで「IP68」となった防水・防塵性能に関して、内部構造に明白な違いは見つけられず、どのように改善されたのか不明だと指摘しています。先日分解を行ったFixjeiPhoneは筐体を開くのがすこし困難になっていたと指摘していましたが、iFixitがこれを認めなかったのは興味深い事実かもしれません。
バッテリーに関してはiPhone Xには容量2,659 mAのL字型のシングルセルバッテリーが、iPhone XS Maxには容量3,179 mAhの2セルバッテリーが搭載されていることを確認しています。
iPhone XSのシングルセルバッテリーは6つの辺を持ち、通常長方形のバッテリーと比較するとストレスがかかりがちなため、経年変化が興味深いとコメントしています。
ロジックボードに関しては、かねてから噂のAppleがデザインした電源管理チップが搭載されていることを確認しています(画像の緑の位置)。
修理の簡単さを示すスコアは6(10が満点)で、ディスプレイとバッテリーの交換は比較的簡単に行えるが、背面のガラスが割れると筐体全体を交換する必要があると説明しています。