今大人気となっている分散型のバージョン管理システム「Git」は、もともとLinuxのカーネル開発者、Linus Torvaldsがカーネルソースコードを管理するために開発したもの。
機能は豊富ですが、慣れるまでに時間がかかることで知られていて、Gitの複雑な操作をマスターするためのドキュメントもたくさん書かれています。今回紹介する「Git をはじめからていねいに」もその中の一つです。文字通り初心者向けにていねいにGitの使い方を解説するドキュメントとなっています。
Gitの基本がマスターできる
「Git をはじめからていねいに」は、Gitに恐怖感を感じるユーザーや、行き詰まりを感じるユーザーのためのドキュメントと位置づけられており、Gitの基本的な使用方法(commit / mergeなど)から、ブランチの作り方、複数人で作業する場合の協調作業の方法など、実務で必要となる操作方法をひと通り解説するものとなっています(内容に関して作者の説明も参考になるでしょう)。
Gitをこれから始める人にはもちろん、普段なんとなく使っていても、実は意味がよくわからないといった方が復習がてら読んでみるのにも良いかもしれません。
また、各章で利用するリポジトリを追加したフォーク版も公開されているので、こちらを使ってみるのも良いと思います。