Appleが今年の秋に正式版をリリースする「iOS 11」では、さまざまな新機能が追加される予定ですが、なかには削除されてしまう機能も存在するようです。
現在公開されているiOS 11のベータ版で、iOS 10以前では可能だった、3D Touchを利用したアプリスイッチャーの起動や、以前のアプリへ戻る動作ができなくなっていることが分かりました(iDownloadBlog、9to5Mac)。
iOS 10で3D Touchが利用できるiOSデバイス、例えばiPhone 6sやiPhone 7では、画面の左端を強く押すことでアプリスイッチャーを起動することが、また左端を強く押した後右にスワイプすることで、以前のアプリに素早く戻ることが可能でした。
iOS 11のベータ版ではこれが不可能になっており、開発者のBryan Irace氏がAppleに問い合わせたところ、iOS 11で意図的に削除されたとの回答を得たとのこと。
Apple engineering has confirmed that 3D Touch multitasking was intentionally removed in iOS 11. I am livid. pic.twitter.com/kiCcLq9XMB
— Bryan Irace (@irace) 2017年6月30日
初心者には気づきにくい機能ですが、iPhoneを使いこなすパワーユーザーの中には愛用者も多く、iDownloadBlogや9to5Macのコメント欄にはこの決定を不満に思うユーザーのコメントが多数書き込まれています。ユーザーの支持を得られなければ、iOS 11正式版までに復活することもあるのかもしれません。