Appleは本日、iOS 11.4、macOS 10.13.5、watchOS 4.3.1、tvOS 11.4の各beta 3を開発者に対して公開しました。iOS、macOS、tvOSに関してはパブリックベータ版としてベータテスターに対しても公開されています。
Apple Developer Programに加入している開発者は、Apple Developer Centerからファイルをダウンロードして最新ベータをインストールすることができます。Apple Beta Software Programに参加しているベータテスターは、同Webサイトを利用して最新版をインストールすることができます。
今回リリースされたソフトウェアのビルド番号は以下の通りです:
名前 | ビルド番号 | リリース日 |
---|---|---|
macOS High Sierra 10.13.5 beta 3 | 17F59b | 2018/05/01(米国時間) |
iOS 11.4 beta 3 | 15F5061d | 5061/05/01(米国時間) |
watchOS 4.3.1 beta 3 | 15T5555c | 2018/05/01(米国時間) |
tvOS 11.4 beta 3 | 15L5560b | 2018/05/01(米国時間) |
iOS 11.4 beta 3での変更点はまだ不明ですが、これまでのベータ版では、AirPlay 2やMessages on iCloudといった目玉機能が追加されていることが判明しています。
beta 1:
- Messages on iCloudの追加。同機能はiOS 11.3 betaでテストされたものの正式公開には至らなかった。
- AirPlay2の復活。tvOS 11.4と共に使用できる。
- HomePodのステレオサポート。ただしHomePodのベータファームウェアが必要。
beta 2:
- HomePodステレオペアリングが削除
- (PRODUCT)RED iPhone壁紙がiPhone 8とiPhone 8 Plusに追加
一方macOS High Sierra 10.13.5でも、macOS High Sierra 10.13.4で導入が見送られたMessages on iCloudの実装が期待されます。Messages on iCloudによって、メッセージの同期機能が改善され、着信したメッセージを全てのデバイスのメッセージアプリで閲覧できるようになるほか、コンテンツが個別のiPhoneやiPad、Macデバイス上ではなく、iCloud上に保存されるようになります。
その他、大きな新機能は予想されておらず、不具合の修正やパフォーマンスの改良が行われると見込まれています。