Appleは先日WWDC18の基調講演で「iOS 12」と「macOS Mojave」を発表しました。今回この両OSに搭載されている「Safari 12」で、「ファビコン」がついにサポートされたことが明らかになっています(MacRumors)。
ファビコンはWebサイト毎に設定可能な小さなアイコン画像で、Internet Explorerで1999年に最初に導入され、その後ChromeやFirefoxでも利用可能となりました。Safariでは長い間サポートされていなかったのですが、「What’s New in Safari」のSafari 12の変更点として、タブにアイコンが表示できるようになったことがはっきりと記載されています。
Icons in Tabs. Enable in Preferences to identify tabs visually with website icons.
ファビコンが表示されることで、タブを視覚的に区別しやすくなるほか、ブックマークバーでは、ウェブサイト名を長く表示するのではなく、ファビコンを表示することで、表示領域を節約することができます。
ささいな機能にも思えますが、昨年著名ブロガーJohn Gruber氏が、Safariにファビコンが存在しないことを批判し、注目を集めました。
ただしファビコンはデフォルトで有効になっておらず、それぞれ以下の方法で有効にできます。
Mac:
- Safariを開く。
- メニューバーで「Safari > 環境設定」を選択。
- 「タブ」を選択
- 「タブにWebサイトのアイコンを表示」にチェック。
iPhone、iPad、iPod touch:
- 設定アプリを開く。
- Safariを選択。
- 「タブにアイコンを表示」をオンにする。
Safari 12が利用できるiOS 12やmacOS Mojaveは現在、開発者向けbeta 1が公開中で、正式版は今年の秋に公開予定です。