Appleは、iOS 13でバッテリーの充電方法を改善するための「最適化されたバッテリー充電」機能を導入しました。同機能は、Appleのサポートドキュメントでは、毎日の充電の傾向を学習し、バッテリーの寿命を延ばしてくれる機能だと説明されています。
バッテリーの耐用年数には「化学的経年劣化」が関係しているのですが、「最適化されたバッテリー充電」機能は、iPhoneがフル充電したままの時間を極力短くし、バッテリーの劣化を遅らせようとする機能なのです。
例えば毎日夜寝ている間に充電している場合、就寝中は80%の充電に押さえ、起床時間に合わせて100%まで充電されることになります。
以下「最適化されたバッテリー充電」機能を設定する方法を説明します。
目次
「最適化されたバッテリー充電」を設定する
iOS 13ではデフォルトで「最適化されたバッテリー充電」機能が有効になっています。無効にしたい場合、以下の手順で実行します。
▲「設定 > バッテリー > バッテリーの状態」を選択し「最適化されたバッテリー充電」のトグルボタンでオフにすることで無効化することができます。
基本的に有効にしておけば良い機能ですが、充電しているはずなのにフル充電になっていないことがあるという場合はオフにして様子を見ると良いかもしれません。
なお最適化充電動作中は通知ボタンが表示されるので、長押しして今すぐ充電することも可能です。
まとめ
iOS 13で導入された「最適化されたバッテリー充電」機能が導入されました。ドキュメントに「iPhone がある程度長い時間、充電器に接続されるだろうと予測されるときにしか働きません」とある通り、限界もある機能ですが、毎日決まった時間に充電している方にとってはバッテリーの劣化が期待できる機能です。