Appleが近日中に発売する「iPad Air 2」のGeekbenchのベンチマークスコアが早くも公開され、製品発表時には不明だったCPUの詳細なスペックが明らかになっています(MacRumors、Ars Technica)。
公開されたスコア情報(上図)によると、シングルコアのスコアは1812、マルチコアのスコアは4477とiOSデバイスの中では圧倒的。その理由は、プロセッサが、ARM 1.5GHzの「3コア」にあることがわかります。
さらに1GBではないかと懸念されていたたメモリ容量も1987MBと表示されていることがわかり、iOSデバイスとして初の2GB RAMを搭載したことになります。
iPhone 6/ 6 Plusにも圧勝
iPad Air 2のGeekbenchスコアを他のiOSデバイスと比較したグラフも公開されています(MacRumors)。
↑もっとも違いが分かるのはやはりマルチコアスコアの比較で、デュアルコアのA8プロセッサを搭載しているiPhone 6/6 PlusよりもiPad Air 2が55%ほど高速化されていることが分かります。
↑シングルコアのスコアでも周波数の違いからiPad Air 2が最高値をマーク。
まとめ
iPad Air 2のGeekbenchスコアがどれほど素晴らしいかは、Macのスコアと比較すれば分かります。数年前のローエンドMacと同等性能のスコアをたたき出していることがわかり興味深いですね。
RAMが2GBに増え、CPUにもトリプルコアに増えたことで、iOS 8.xで導入されるという噂の画面分割式マルチタスクが現実味を帯びてきました。GeekBenchに登録された情報が本物かどうかという点に関して、オーストラリアのユーザーが既に入手したという情報もあるため、タイミング的に信憑性が高そうです。