BloombergのMark Gurman氏が「Power On」ニュースレターで、iPadOS 16では、マルチタスク機能の改良が行われる可能性があると予想していることがわかりました(iDownloadBlog)。
同氏は「iOSのインターフェースは10年近く前のiOS 7からあまり変わっていないが、全面的な再設計は期待していない」とした上で、「新しいiPadOSマルチタスクインターフェースが登場するかもしれない」と主張しています。ただし、新しいマルチタスクインターフェイスがどのような実装になるのか、詳細は述べていません。
同氏の主張の根拠は不明ですが、iPadOSの現状を考えると、マルチタスク機能の改良が行われても不思議はない状況であることがわかります。過去2年にわたるiPadOSのリリースでは、iPadを本物のコンピューターのように使えるための微調整が行われていますが、本質的な変更は行われていません。特にマルチタスクに関したインターフェイスは混乱しており、改良が求められています。
iPad AirやiPad Proには、Macと同等のM1プロセッサが搭載されるなど、iPadはハードウェア的には十分な処理能力を有していますが、ソフトウェアの制限でやりたいことができない状況が続いているのです。
複数アプリを同時に使ったり、連携して使ったりするための、マルチタスク機能の改善は、メールやメッセージなど組み込みアプリの改善とあわせてAppleに強く望まれています。