Apple関連製品のアナリストMing-Chi Kuo氏が新たな調査レポートを公開し、iPhone 12に搭載される5G対応の通信ユニットが1台あたり75ドル(サブ6GHz)から125ドル(ミリ波)になると試算していることがわかりました(9to5Mac)。
Kuo氏はAppleが、iPhone 12のコストの増加分を消費者向けの販売価格にすべて転嫁せず、他のパーツのコストを削減することで相殺しようとしていると指摘しています。
コスト削減のためのパーツの一つがバッテリーのプリント基板で、シンプルで小型のデザインのものに変更することにより、既存のiPhoneのものより40%から50%ほど低価格にすることができるとのこと。内部パーツのコスト削減はユーザー体験にほとんど影響を与えず、iPhoneの価格を抑えることができる方法だと考えられています。
Appleはこのほか、iPhone 12でヘッドフォンや電源アダプタといったこれまでiPhoneに含まれていた付属品を同梱せずに、販売価格を抑えるのではないかと予想されています。