イギリスの消費者団体Which?が、iPhone 7と他社の最新型スマートフォンのバッテリー持続時間を比較するテストを実施。結果iPhone 7の持続時間が一番短かったという衝撃の(?)結果を公開しています(MacRumors、9to5Mac)。
Which?がテストで使用した機種はAppleのiPhone 7のほか、Samsung Galaxy S7、HTC 10、LG G5といった各社のフラッグシップクラスのスマートフォン。
テストは各スマートフォンの画面の輝度を全て同じ設定にして、一度完全に放電を行ってからフル充電した後に実行されています。また信号強度を一定に保つため特別な携帯電波シミュレーター内で行われています。
結果、3G回線での通話時間はiPhone 7が712分(12時間ほど)と最も短く、最長のHTC 10の1,859分(31時間)とは19時間ほどの差がついています。対して3G回線でのインターネット通信テストではその差が縮まりますが、iPhone 7が最短であることには違いはなく、バッテリー持続時間は615分に留まっています。
Which?は結果は驚くべき物ではなく、iPhone 7の物理的なバッテリー容量「1,960mAh」が他のスマートフォンと比べて小さいことがこの結果につながったとまとめています(HTC 10は3,000mAのバッテリーを搭載している模様)。
A10 Fusionプロセッサの採用などによって処理能力向上と共に省電力をもなし遂げたとされるiPhone 7ですが、やはり物理的なバッテリー容量の差は埋められない部分があるのかもしれません。