世間の注目は9月12日に発表される新型iPhoneに向かっていますが、思い返せば一年前、iPhone 7発表時にはジェットブラックモデルが入手困難になるほど人気を集めていました。
「ジェットブラックモデル」は他のモデルと異なり光沢のある黒色で仕上げられていて、美しさの反面傷に弱いことが知られています。実際、Apple公式サイトに以下のような注意書きが掲載されているほどです。
ジェットブラックのiPhone 7の高光沢仕上げは、精密な9段階の酸化皮膜処理と研磨加工によるものです。表面には酸化皮膜処理された他のApple製品と同等の硬度がありますが、使用とともに光沢に微細な摩耗が生じる場合があります。磨耗が気になる方は、iPhone用のケースを使って表面を保護することをおすすめします。
この"微細な摩耗"はどのようなものか、ジェットブラックモデルを一年間裸で使用した結果の写真が9to5Macに掲載されています。
記事を執筆したZac Hall氏は、iPhone 7 Plusジェットブラックモデルを使い始めて数日で、エッジ周辺に傷がついていること発見。その後は傷を気にせず普通に使用を続けた結果、一年後には表面の擦り傷がさらに目立つようになったようです。ぱっと見、黒の光沢は今でも美しく見えるものの、近くでよく見ると傷がはっきり分かる状態とのこと。
とはいえ同氏は傷よりもむしろ使用後の指紋が気になるとして、買い直すとしたら光沢仕上げではないマットブラックモデルを選ぶだろうとしています。
今年の新型iPhoneは、3種類全てでガラス製の筐体が採用されると予想されています。ガラス筐体はフロントパネルのように傷に強いはずですが、今度は落下で割れてしまう問題が発生する可能性があり、バンパーのような背面の保護アクセサリがあったほうが安心かもしれません。