AppleはiPhone 8/8 Plusで使われているガラスを「これまでにスマートフォンに採用されたものの中で最も耐久性のあるガラス」であると説明しています。しかしガラスであるからには「割れ」の宿命を避けることはできないのかもしれません。さまざまな落下試験によって粉々になってしまうことが実証されています(MacRumors)。
まず電子デバイスの拡張保証を提供しているSquareTradeは、iPhone 8、iPhone 8 Plus、さらにこちらもガラス筐体を採用したGalaxy Note 8の落下テストを実施しています。
動画では、iPhone 8/8 PlusとGalaxy Note 8のガラスが、特定の高さから落下させるドロップテストの他、デバイスを打ち出すショットドロップテスト、回転テストのいずれでも割れてしまうことが確認できます。SquareTradeはこの結果をふまえ、デバイスの壊れやすさを示すbreakability scoreを、iPhone 8は67、iPhone 8 Plusは74、Galaxy Note 8は80と判定しています(高いほど壊れやすい)。Galaxy Note 8が悪いスコアなのはいくつかのテストの後、全く使用出来ない状態になったためとのこと。
またYouTubeチャンネルJerryRigEverythingもiPhone 8の落下テストを実施し、膝の高さからの落下テストではガラスが割れなかったものの、腰の高さからの落下テストではガラスが割れた結果となっています。
別のYouTuberはiPhone 7 PlusとiPhone 8 Plusを比較し、iPhone 8 Plusは最初の落下テストでガラスが破壊されています。もちろん。iPhone 7 Plusは生き延びています。
落下テストは条件が変わりやすく科学的なテストとはいえませんが、スマートフォン史上最も耐久力のあるガラスをもってしても、ガラスの割れを防ぐことはできないとはいえそうです。iPhone 8ユーザーはこれまで以上に落下に気をつけたほうがよさそうです。