一部のiPhone Xユーザーが、ディスプレイに「緑のライン」が表示される不具合を報告していることがわかりました(MacRumors、9to5Mac)。報告数はそれほど多くないようですが、時間とともに増えてきてはいるようです。
MacRumorsの調査によると、少なくとも25件の不具合が、AppleサポートコミュニティやTwitter、Facebook、Reddit、MacRumorsのフォーラムなどで報告されていている模様。膨大なiPhone X全体の出荷数と比較するとごく少ない割合ですが、それでも無視することはできない数かもしれません。
緑のラインは初期状態では存在せず、使用しているうちに突然表示されてしまうもので、再起動や復元では消えることがないようです。通常緑のラインは画面の左右の端に存在し、iPhone Xのモデルや地域には関係していないとのこと。
ただし、問題が発生したiPhone Xは、Apple Storeでは無償で交換されているそうです。
問題の原因は不明ですが、TechCrunchは、iPhone Xのディスプレイに新しいダイヤモンドのサブピクセルパターンが採用されていて、不具合によって緑のサブピクセルに電流が流れてしまうと、緑の線が表示される可能性があると推測しています。
iPhone Xに関しては、寒い場所で使用するとディスプレイが反応しなくなるという問題も報告されていて(これに関してはソフトウェア的に修正される可能もあるようですが)、しばらく産みの苦しみが続きそうです。