Consumer Intelligence Research Partners(CIRP)が公開したデータによると、2019年の第3会計四半期に米国で最も売れたiPhoneが「iPhone XR」であることがわかりました(MacRumors)。
同時期にiPhone XS/XS Max/XRを合計した割合は全iPhoneの67%となっていますが、iPhone XR単独でも半分に近づく48%のシェアを獲得しています。
CIRPによると、48%という数字は2015年のiPhone 6以降、四半期のiPhoneの単独モデルのシェアとしては最も高いものとなっているようです。
"iPhone XR has become the dominant iPhone model," said Josh Lowitz, CIRP Partner and Co-Founder. "Its 48% share of sales in the quarter is the highest we've seen for an individual model since the iPhone 6 in 2015, which shared top billing with the 6 Plus, but only had two outdated legacy models offered as alternatives. Apple set out to create a competitive model, with current features like a large screen on a midsize handset, at a price that falls near the leading Android phones. It is an easy to choose the mid-point between the expensive XS and XS Max models, and the older 7 and 8 models."
iPhone XRは、2018年に発売された新型iPhoneの中で最もお手頃価格で、米国での販売価格は749ドルからに設定されています。デュアルレンズではなくシングルレンズカメラを、OLEDディスプレイではなくLCDディスプレイを採用し、コストカットが行われているかわりに、カラーバリエーションが豊富であるという特徴を持っています。
発売時は、iPhone XS/XS Maxを購入するようなハイエンドユーザーから、機能の割に高いと批判される事も多かったiPhone XRですが、一般ユーザーからは魅力的なデバイスとなっているようです。
Appleは今年もiPhone XS/XS Max/XRの後継モデルを3機種発表する予定で、iPhone XRの後継モデルはデュアルレンズカメラが採用されると見込まれています。