Apple製品の正確な予想でおなじみのアナリストMing-Chi Kuo氏が新たな調査レポートを公開し、2019年第1四半期のiPhoneの出荷数が、同氏の当初の予想4700万台〜5200万台を20%ほど下回る、3800万台〜4200万台になると分析していることがわかりました(MacRumors)。
Appleは2018年の第1四半期にiPhoneを5220万台販売したことが判明しているため、2019年第1四半期の3800万台という予想が当たるならば大幅に販売台数が下がることになります。
Kuo氏はiPhoneの出荷数が低迷する理由としてiPhone XRの需要のひくさをあげており、iPhone XRの出荷数に関して当初予想の2000万台〜2500万台から、1500万台〜2000万台に引き下げています。かわりにレガシーiPhoneの出荷が増加すると見込んでいますが、XRとXSシリーズの減少を補うには不十分だとの予想です。
さらに2019年全体でのiPhoneの出荷数は2018年の2億500万台〜2億1000万台を10%下回る1億8800万台〜1億9400万台になると予想しています。iPhoneの平均販売価格は、iPhone SEの廃止や、高価なiPhone XS Maxシリーズによって上昇しているものの、販売台数の減少に影響を受けるサプライヤーもでてくるだろうとみこんでいます。
ただし、Appleは四半期決算報告書でiPhone単体の売上高を開示しなくなっているため、この予想が当たっているのかどうか見極めるのはかなり大変かもしれません。