Apple復活の象徴でもあったミュージックプレーヤー「iPod classic」は今年9月をもってApple Storeでの販売を終了しています。
根強いファンがいる「iPod classic」の販売がなぜ終わってしまったのか、Wall Street Journalのイベント「WSJ.D」カンファレンスに登場したTim Cook氏が意外な理由を語りました(MacRumors、The Verge、ITmedia)。
必要なパーツが入手できない
Tim Cook氏はiPod classicを生産するために必要なパーツが世界中のどこを探しても入手できなくなったことを販売中止の理由として挙げています。
例えばiPod classicに使われていた東芝製の1.8インチHDDは、2011年に発表された220GBモデルを最後として、現在東芝のサイトに1.8GB HDDの情報が掲載されていません。
Appleは、classicのユーザー数の減少と開発コストの問題から、今後新モデルを投入する計画もないようです。iPod classicの代わりにiPod Touchを使えということかもしれませんが、歴史的な名機が消えてしまうのは残念です。