Appleは先日、4年ぶりにiPod Touchの新モデルを発表しました。新型の第7世代のiPod touchは、iPhone7や第6世代のiPadと同じA10 Fusionチップを搭載しているのですが、クロック数の違いから処理速度が少し遅くなっている事が明らかとなっています(MacRumors)。
Geekbench 4の結果によると、新しいiPod touchに搭載されているA10 Fusionチップのクロック数は1.6GHzで、iPhone 7や第6世代のiPadの2.3GHzより遅くなっています。
クロック数の違いはGeekbenchスコアにも反映されており、シングルコアスコアが2722、マルチコアスコアが4695と、それぞれ第6世代 iPadのシングルコアスコア3520、マルチコアスコア4695よりも低くなっていることが確認できます。
ただし、A8チップを搭載した第6世代iPod Touchはシングルコアスコア1330、マルチコアスコア2250なので、前世代からは大幅に処理性能が向上していることがわかります。
iPod touchはもともとiPhoneより処理性能が抑えられる傾向にあり、今回は特に4インチデバイスで小さなバッテリーを搭載しているため、バッテリー持続時間を延ばすためにもCPUの処理速度を落とす処置が必要だったのではないかと見込まれています。