Appleが昨日リリースした「iTunes 12.4」でミュージックライブラリに含まれる音楽ファイルが意図せず削除される不具合が修正され、動作速度も高速化していたことがわかりました(TechCrunch、AppleInsider)。
音楽ファイルが意図せず削除される問題はApple Musicに関連した(?)、ごく少数のユーザーで発生している問題であると考えられています。Appleが、問題の再現には成功していないもののiTunes 12.4で予定通り追加の保護機能を導入したことをTechCrunchが情報筋から確認したと主張しています。
ただしこの追加の保護機能がどのようなものなのかははっきりしていません。
@settern My theory is that this dialog box is causing a fundamental misunderstanding of what happens next. pic.twitter.com/ROYbw1WQzf
— Jason Snell (@jsnell) 2016年5月5日
ダイアログの分かりづらい文章に問題があるのではないかという指摘もあったようですが、この部分は変更されていないようです。
またAppleInsiderは、MacBook Pro 2008でiTunesライブラリのチェックに3分かかっていたのが20秒で済むようになったとするRedditユーザーの投稿を引き合いにだし、iTunes 12.4で動作速度の高速化も行われていると主張しています。動作速度の向上はMac版で顕著ですが、Windows版もわずかに高速化されたと感じているユーザーもいるようです。
iTunesにおいては(特にWindows版は)近年の相次ぐ機能追加によって、遅いと不満の声が聞かれることの大いソフトウェアです。iTunes 12.4ではその流れを引き留める試みが行われているのかもしれません。