MacBookのバッテリー残量表示をカスタマイズし、自由な情報を表示することができるバッテリーインジケーター「Juice」。Swiftによって作られているオープンソースソフトです。
通常macOSのバッテリー残量は、メニューバーに表示されたアイコンや、割合(%)で確認することができますが、Juiceでは残量に応じた自由なテキストを表示し、残量の目安として利用することができます。
例えば、絵文字やアスキー文字、好みのメッセージなど自分の好きな方法で、バッテリーの消費量を知ることが出来るのです。
以下使用法を説明します。
Jucieの使用法
GitHubのリリースページより*.dmgファイルをダウンロードします。中に含まれるJuice.appをアプリケーションフォルダにコピーして起動しましょう。
標準では絵文字のバッテリーメーターが表示されますが、Preferencesを利用して他の表示に変更することもできます。
▲Current Scaleを「ASCII Battery」に変更するとアスキー文字のバッテリーメーターに。
▲「Dotted Line」にするとライン上のバッテリーメーターとなります。
「Add Scale」をクリックすると、さらにバッテリーメーターを加えることができます。
独自のバッテリーメーターの作成
Juiceでは自分でplistファイルを作成し、独自のメーターを追加することもできます。
例えば、~/Library/Containers/com.bsm.macos.Juice/Data/Library/Application Support/Juiceにjapanese.plistファイルを以下の内容で作成します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd"> <plist version="1.0"> <dict> <key>default</key> <string>who knows</string> <key>detents</key> <dict> <key>0</key> <string>0から10%です</string> <key>1</key> <string>10から20%です</string> <key>2</key> <string>20から30%です</string> <key>3</key> <string>30から30%です</string> <key>4</key> <string>40から50%です</string> <key>5</key> <string>50から60%です</string> <key>6</key> <string>60から70%です</string> <key>7</key> <string>70から80%です</string> <key>8</key> <string>80から90%です</string> <key>9</key> <string>ほぼ満タンですが何か</string> </dict> <key>title</key> <string>日本語テスト</string> </dict> </plist>
titleでユニークな文字列を指定することと、detentsでレベルごとの文字列を指定することがポイントです。defaultはバッテリーレベルが何らかの原因で取得できない場合に表示される既定文字列となります。
▲PreferencesでRescanを実行し「日本語テスト」を選ぶとこのような表示になります。
まとめ
Juiceを利用すればバッテリーの残量表示を自由自在にカスタマイズすることができます。標準のバッテリーアイコンではつまらないという方は試してみてはいかがでしょうか。
タイトル | Juice | |
---|---|---|
公式サイト | https://github.com/brianmichel/Juice | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/7564-juice | |
説明 | バッテリーの充電レベルに応じてさまざまな情報を表示できるバッテリーインジケーター。 |