出版大手KADOKAWAが大規模なサイバー攻撃を受け、システム障害や個人情報の漏洩が発生した問題に関し、犯行声明を出したロシア系ハッカー犯罪集団が、「交渉は決裂した」と主張していることがわかりました(Yahoo!ニュース)。
ロシア系ハッカー集団ブラックスーツは共同通信の取材に対し、「KADOKAWAに800万ドル(約11億円)を要求したが、支払いに応じなかった」とコメントし、KADOKAWAの情報システムに対し、現在も侵入経路を確保していることを示唆。「復旧した後も、同じ問題に繰り返し直面するだろう」と再攻撃を予告したとのこと。
侵入経路の確保に関して、トレンドマイクロの岡本勝之氏は虚言である可能性があるものの「最悪の事態に備えてシステムの再点検が必要だ」と指摘しています。
ブラックスーツは2023年に活動を開始した犯罪集団で、身代金要求型のウイルス「ランサムウエア」を使用し、攻撃対象が金を払うまで執念深く攻撃を続ける手口で知られています。