キングジムの「デジタル耳せん MM1000」を購入してみました。
MM1000は音を音で打ち消すノイズキャンセリング技術を活用した新しいタイプの耳栓で、気になる環境騒音だけを90%低減できるというものです。
全ての騒音に効果があるわけではなく、環境騒音だけに効果があり、「呼びかけ声」や「アナウンス」、「着信音」といった必要な音は聞こえる仕様です。
あらゆる騒音をシャットアウトしたい場合にはこの点がデメリットとなりそうですが、公共の場所で使用する場合には、安全性の面から必要な要件なのかもしれません。モーター音やエアコンの音など一定の騒音が常に流れている場合に効果が高い模様です。
後継機種にMM2000がありますが、価格面から考えて一つ前のモデルを選択しました。
デジタル耳せん MM1000
まずは外観から。
▲パッケージです。飛行機や電車の音、エアコン、その他機械の騒音などに効果がありそうです。
▲本体のほか、巾着袋、イヤーピース(XS、S、M、L)が付属しています。
▲電源は単三電池1本です。電池寿命は、アルカリ電池の使用時は役100時間、エネループ使用時は役60時間となっています。
騒音の種類によるが効果あり
実際にMM1000を使用してみたところ、説明の通りエアコンの音やPCのファンノイズなどに一定の効果があることが確認できました。ただし人の声は結構聞こえるので(これも想定通りですが)、近所から漏れてくるテレビの騒音を聞こえなくしたいといった用途には向いていないかもしれません。
あとコードが体に触れるとタッチノイズが発生するので、コードの取り回しに気をつける必要がありそうです。
ノイズキャンセリングヘッドフォンを使っている方ならば、そこから音楽の再生機能だけをなくしたものと考えれば分かりやすいと思います。ノイズキャンセリングヘッドフォンと比べると値段が安く、気を使わずに使用出来る点は評価できると思います。