最近、仮想通貨の一種「Litecoin」の採掘をはじめました。
LitecoinはBitcoinのような仮想通貨の一種ですが、よりマイナーでGPUを使って採掘することが可能な通貨です。入門用にちょうどよさそうなLitecoinを使って、ウォレットの導入から、採掘プールを使って仮想通貨を採掘する方法までを説明してみたいと思います。
ソフトはWindows版を使用します。なお、採掘用ツールcgminerは過去にウィルス判定をうけたためか、ブラウザやアンチウィルスソフトで危険と判定される可能性があります。現在、正しいサイトからダウンロードして使用すれば危険ではない(ウイルスは含まれていない)と思うのですが、保証はできません。この辺の判断は自己責任でお願いします。
はじめに
仮想通貨に関する不満の一つに「専門用語が意味不明」ということがあると思います。ということで最初にざっくりとした説明を。
- ウォレット: 仮想通貨を保存するための財布。
- 採掘: 計算して仮想通貨を見つけ出す作業。Litecoinの場合ウォレットとは別のソフトを使用する。
- 採掘プール: 計算パワーをもちよって効率する仮想通貨を見つけ出す場所。計算力に応じた分前を貰える。
採掘は、理論的には単独でも可能ですが(ソロマイニングという)、とてつもない時間がかかります。そこで、みなで計算パワーを持ち寄って採掘を行い、結果を分配してもらうシステム=採掘プールが、生まれました。
「採掘プールに登録 > cgminerで計算実行 > ある程度たまったら採掘プールから自分のウォレットに送信」というのが基本的な流れとなります。
ウォレットの準備
公式サイトからウォレットソフトをダウンロードして展開します。初回起動時は情報の同期に時間がかかるのでしばらく放置しておきましょう(画面下部のステータスバー)。同期完了前でも以下の作業は行えます。
採掘プールへ登録
Payment Addressの変更
採掘プールは「WeMineLTC.com」を使うことにしました。正直良いサイトかどうか不明ですが、検索したらLitecoinの採掘に使っている人がいたので選んでみました(ビットコインよりも簡単に採掘できるLitecoin)。
登録は簡単。4桁の数字(PIN)を忘れずに保存しておきましょう。
ログインしたら何はともあれ、「My Account > Account Details > Change Payment Address」でアドレスを変更しておきます。アドレスは先ほどインストールしたLitecoinのウォレットソフトのAddressで確認できる文字列です。
「SEND E-MAIL CODE」を実行するとメールアドレスに確認コードが送られてくるので、その確認コードを入力した後「CHANGE ADDRESS」で変更できます。
ワーカーの準備
計算結果の送り先(ワーカー)の準備を行います。
「My Account > My Workers」を開いてください。ワーカーは最初から1つは登録されています。ワーカーのパスワードを登録し、一番右側の「Generate.bat」をダウンロードします。これは後述するcgminer.exeを呼び出すバッチファイルになっています。
ただしここで問題発生。ダウンロードしようしているファイルは単なるバッチファイルですが、Chromeだと不正なファイルとみなされて保存できません。Firefoxだとダウンロードできます。過去のバージョンのcgminerで不正なコードが混入された影響だと思いますが…。
cgminerの準備と実行
GPUを使って採掘を行うソフト「cgminer」をダウンロードします。Litecoinと互換性のある最終バージョン3.7.2が良さそうです。
先ほどダウンロードしたバッチファイルを、cgminer.exeと同じフォルダにコピーし、バッチファイルを実行します。この画像のように計算が始まればOK。
WeMineLTC.comにログインし、ダッシュボードの「Your Current Hashrate」に数字が表示されればOKです(cgminer実行後少し時間がかかります)。
当然ですが、GPUを酷使することになるので、長時間動かす場合、温度管理や電気代に注意してください。
まとめ
ウォレットを準備し、採掘プールに登録し、cgminerを使って計算を始めるところまで説明しました。
計算結果がある程度たまり、自分の分前が一定量を超えると、自分のウォレットに通貨を送信することができます。このあたりは次回説明できればと思います。
それではよい採掘ライフを!!