Linux開発者のLinus Torvalds氏は9月3日、Linux mainline Kernelの最新版「Linux 4.13」のリリースをアナウンスしました(LWN.net、Phoronix)。
4.13は4.12以来2ヶ月ぶりとなる新バージョンで、特別に大きなリリースとなった4.12ほどではないが、それほど小さいわけではない平均サイズのリリースとのこと。
構造体のレイアウトのランダム化によるカーネルセキュリティの強化や、TLSプロトコルのサポート、巨大なページスワッピングの改良、書き込みエラーのハンドリングの改良、非同期I/Oサポートの改善、電源管理の改良などが行われています。
またcifsに関する振る舞いが変更されていて、SMB 1.0でなく、モダンなSMB 3.0がcifs mountのデフォルトとなっています。SMB 1の使用を継続したい場合/etc/fstabに"vers=1.0"を指定することが可能な模様。
その他ハードウェアのサポートに関する改良点などはPhoronixのThe New Changes & Features Of The Linux 4.13 Kernel
に分かりやすくまとめられています。
タイトル | Linux Kernel (mainline) | |
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公式サイト | http://www.kernel.org/ | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/2041-linux-kernel-mainline | |
説明 | 現在開発中のLinux Kernel。 |