Linux開発者のLinus Torvalds氏は10月30日(現地時間)、Linux mainline Kernelの最新版「Linux 6.6」をリリースしました(Phoronix)。
Linus Torvalds氏はLinux 6.6のリリースで、次のようにコメントしています。
So this last week has been pretty calm, and I have absolutely no excuses to delay the v6.6 release any more, so here it is.
というわけで、この1週間はかなり落ち着いていて、これ以上v6.6のリリースを遅らせる言い訳はまったくできない。
There's a random smattering of fixes all over, and apart from some bigger fixes to the r8152 driver, it's all fairly small."
r8152ドライバーの大きな修正を除けば、かなり小さなものばかりだ。"
Linux 6.6では、既存のCFSスケジューラーを置き換えることになるEEVDFスケジューラーが導入されました。EEVDFはEarliest Eligible Virtual Deadline Firstの略で、90年代後半の研究論文に基づいて設計されています。
その他、Intel CPUのセキュリティ機能シャドウスタックのサポートや、Nouveau DRMドライバの改良、次世代Intel/AMDプラットフォームのサポートのための継続的な作業、パフォーマンスの最適化などさまざまな改良が行われています。
Linux 6.6の新機能の一覧はこちらで確認可能です。
タイトル | Linux Kernel (mainline) | |
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公式サイト | http://www.kernel.org/ | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/2041-linux-kernel-mainline | |
説明 | 現在開発中のLinux Kernel。 |