LLVM開発プロジェクトのHans Wennborg氏は13日、LLVMの最新版「LLVM 4.0.0」のリリースをアナウンスしました(Phoronix)。
LLVMはコンパイル時、リンク時、実行時などあらゆる時点でプログラムを最適化するよう設計された、任意のプログラミング言語に対応可能なコンパイラ基盤(by Wikipedia)で、最新版のソースコードを公式サイトよりダウンロードすることができます。
4.0.0の主な新機能としては、ThinLTOでのプロファイルデータの使用、積極的なデッドコードの除去、コルーチンの試験的なサポート、試験的なAVRターゲット、GNU ldとの互換性の改善、LLDのパフォーマンスの顕著な改善、最適化の改良、多数の不具合の修正があげられています。
またLLVMのバージョンの付け方が変わり、メジャーバージョンアップごとにバージョン番号が1.0増える方式に移行することも合わせて発表されました。新規則では次のメジャーバージョンアップ版は6ヶ月後に5.0.0として登場することになります(安定版の更新版は4.0.xになる模様です)。