ディスプレイに表示される内容に基づき輝度を自動調節することができる画期的なMac専用アプリ「Lumen」が公開されています。
Macには環境光センサーが搭載され、周囲の明るさに応じて、ディスプレイの輝度を変更する機能が搭載されていますが、表示している内容によって輝度を調節する機能は搭載さていません。
このため例えば開発時に黒背景のターミナルと、白背景Webブラウザを切り替えて使用する際、適切な明るさにならず辛い思いをすることがあります。
Lumenはこの問題を解決するソフトです。白背景時の輝度と黒背景時の輝度を学習し、現在ディスプレイに表示されている内容を元に適切な輝度に自動的に変更してくれるのです。
Lumenの使用方法
GitHubのリリースページからzipファイルをダウンロードしLumen.appをアプリケーションフォルダにコピーして起動します。
Lumenを使用するためには、白背景、黒背景の適切な輝度を予め覚えさせる必要があります。
そのためには例えばMission Controlで2つのデスクトップを準備し、1つ目のデスクトップに白いブラウザ画面をフルスクリーンで表示して輝度を暗めに設定、2つ目のデスクトップに黒背景のターミナルをフルスクリーンで表示して輝度を明るめに設定します。
Ctrl + 左右矢印キーでデスクトップを切り替えると、輝度が自動的に切り替わることが確認できます。
▲Lumenを使うと白背景の場合は暗めに。
▲黒背景の場合は明るめに表示することができるのです。
まとめ
目に優しいフリーソフトといえばf.luxのようにディスプレイの色温度を変更するツールがポピュラーですが、Lumenでは輝度を自動的に変更する興味深いアイデアが実装されています。
ハードウェアの輝度変更機能を使用するため、例えばMac miniに外部ディスプレイを接続している場合はうまく動きませんが、MacBookやiMacを使っている方は試してみると新しい発見があるかもしれません。
タイトル | Lumen | |
---|---|---|
公式サイト | https://github.com/anishathalye/lumen | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/7435-lumen | |
説明 | コンテンツを認識して自動的に起動を調節する画期的Macアプリ |