ネットワーク企業のMeterは、macOS MontereyおよびmacOS Venturaを搭載したM1/M2 MacBookが特に影響を受けるWi-Fi接続の問題が存在すると伝えています(9to5Mac)。
不具合が発生すると、インターネット接続が遅くなり、ビデオ通話が途切れるなどの不具合が発生する模様。MacBookは、AirDropやAirPlayなどの機能にAWDL(Apple Wireless Direct Link)というWiFiインタフェースを使用しており、AWDLがオンになっていると、WiFi接続が定期的にリセットされることがあるとのこと。
Meterは、BluetoothとAirDropを設定からオフにするか、以下に示すコマンドを実行することで、問題を回避できると説明しています。
sudo ifconfig awdl0 down
加えて、AWDLをオフにすると表示されことがある通知を無効化するスクリプトや、Launch Daemonを使ってAWDLを無効化するスクリプトなども提供されています。詳細はこちらで確認可能です。
なお、この問題が発生しているのは、企業や教育機関によって管理されているWi-Fiネットワークに接続しているMacが多いようで、一般ユーザーにも影響する問題なのかは不明です。
Appleはこの問題を認識しており、現在リリース候補が公開されているmacOS 13.1での修正が期待されています。