米国のセキュリティ企業Red Canaryは2月18日(現地時間)、AppleのM1チップを搭載したMacに対応するマルウェア「Silver Sparrow」を発見したことを発表しました(ITmedia)。
Silver Sparrowは世界中でこれまでに約3万台の感染が確認されていますが、今のところ身代金の要求や、広告の表示といった迷惑な挙動は行っていない模様。ただし1時間ごとに制御サーバーをチェックしているそうで、条件が満たされれば、悪意のある動作が発動する可能性があると見込まれています。
Silver Sparrowの特徴は、Intel Mac用の他にM1 Mac用の2つのバージョンが存在することです。実行するとIntel版は「Hello World!」と表示され、M1版は「You did it!」と表示されます。
M1 Macは圧倒的な処理能力から人気を集めており、攻撃者の新たなターゲットとなっても不思議は無い状態だといえそうです。