Appleが、M1搭載MacBook Air/Proの画面が割れやすいという欠陥を隠していたとして米国で集団訴訟を起こされたことがわかりました(AppleInsider)。
訴訟は法律事務所Migliaccio & Rathodが、カリフォルニア州北部地区の連邦地方裁判所に提起したもので、Appleが消費者保護法や虚偽広告法に違反していると訴えています。
訴状によると、かなりの数のユーザーがAppleシリコンを搭載したMacBookのディスプレイが突然割れたり、黒い横線や縦線が表示されて使用できなくなったという報告を行っている模様。Appleがこの欠陥を隠蔽し、開示を怠り、欺瞞的なマーケティング活動を行ったと主張していて、例えばAppleは、ノートブックの耐久性を宣伝しながら、消費者の目から欠陥を「積極的に」隠したと訴えています。
M1 MacBookの画面が割れやすいという問題が表面化したのは2021年7月で、多くのユーザーが明白な理由も無く画面がランダムにひび割れたり損傷したりするという問題を報告しています。少なくとも一人のユーザーが、損傷はAppleの標準的な保証にならないと説明されたことが判明しています。
低消費電力と高性能を両立したM1プロセッサ搭載MacBook Pro/Airは高い評価を集めたデバイスだっただけに、不具合が本当に存在するのか大きな注目を集めることになりそうです。