Appleの新型Mac StudioとMac Proに搭載予定の「M2 Ultra」チップのベンチマーク結果がGeekbenchサイトに登録されている事がわかりました(MacRumors)。
現在、結果に多少のばらつきはあるものの、M2 Ultraチップを搭載したMac Studioのスコアは、シングルコアが約2,800、マルチコアが約21,700となっています。Appleが宣伝した通り、M1 Ultraと比較して最大20%ほど高速で、M2 UltraがAppleがこれまでリリースしたチップの中で最速ということになります。
またこのスコアから、新しいMac Proは、28コアのXeon Wプロセッサを搭載した最速のIntelベースのMac Proよりも、CPUの総合性能が約2倍高速であることも判明しています。さらに、28コアのIntelベースモデルの価格は12,999ドルで、新型Mac Proの価格(6,999ドル)の約2倍であることから、コストパフォーマンスも大幅に向上している事がわかります。
WWDCの基調講演でAppleは、新しいMac ProはIntelベースのモデルよりも最大3倍高速だと述べましたが、それは、ビデオトランスコーディングや3Dシミュレーションなど一部のワークフローに限定されています。
Mac ProはMac Studioと比較し、6つのPCIe拡張スロットを持つという拡張性能を備えています。拡張性に魅力を感じていないは3,000ドル安くてコンパクトなMac Studioがお買い得だと言えそうです。